プロが解説。牛肉の部位をやさしく説明します。

牛肉の部位が書かれた牛のイラスト

こんにちは、仙台の食肉卸事業者「NFFT Service」のスタッフ川瀬です。
牛肉大好きな川瀬より、「お肉」に関する「お役立ち情報」「おすすめレシピ」など、お肉に関する情報をブログ記事で更新しています。
このブログ記事で読者のみなさまが、もっと「お肉好き」なってくれたらうれしいですね。

スタッフ川瀬

こんにちは!
NFFT Serviceのメディア担当の川瀬です。
お肉に関する様々な情報をブログ記事でお伝えします。

いつも、おいしく食べている「牛肉」ですが、この肉はどこの部位?
と疑問に思うことはありませんか。
この記事では、牛肉の部位の名前や特徴について、プロ目線で解説します。
この記事を読むことで、牛肉の部位に詳しくなり、牛肉をより、おいしく食べる事ができますよ。

牛肉の部位について

ところで、牛肉の部位とは、なんでしょうか?
牛肉の部位は、牛の解体された肉から取り出される部分や断面のことを指します。
牛肉の部位は種類が豊富で、それぞれ異なる味わいや食感を持っています。
一般的には、次のような特徴があるので、それぞれ解説していきますね。

牛肉の部位について説明します

  1. ウデ:
    焼肉にもしゃぶしゃぶにも最適な部位です。牛の肩部分にある部位で、モモと比べると霜降りの割合が多く、見た目にも鮮やかな 肉です。
    肉の旨味成分が豊富で、焼き肉用やしゃぶしゃぶ用の他カレーなどの煮込み料理、スープの材料にもよく使われます。
  2. ブリスケ:
    シチュー等煮込み料理に適した部位です。牛の前足の付け根部分にある胸肉で、名称は英語の「brisket」の略称。赤身と脂肪が重なっていて、きめが粗く脂肪も多めで硬いのですが、長時間煮込んでも崩れにくいのでシチュー等の煮込み料理に適しています。
  3. トモバラ:
    上質の霜降り肉定番のカルビと呼ばれる部位です。
    リブロースとサーロインに接続し牛の後ろ脚に近い部分で、赤身と脂身が交互に3層になっている為、三枚肉と呼ばれます。肉のきめは粗い部分ですが、霜降りになりやすく、コクと旨味があるので、焼肉や煮物といった様々な料理で活用されます。
  4. ランイチ:
    赤身肉なのにとてもジューシーな肉です。
    モモ肉一部の肉で「ランプ」「イチボ」と2つの筋肉の塊から構成されています。モモの中でも特にきめ細かな柔らかい部分で深みのある味わいが特徴的で、赤身肉でも肉汁豊富な赤身肉です。焼く料理に最適ですが、「ランプステーキ」としてステーキメニューも知られています。
  5. サーロイン:
    ステーキ用として最高な肉質の部位です。
    牛肉の中でも占める割合は3%程度です。肉質がとても柔らかく旨味も十分で、ステーキの他焼肉店で赤身焼肉(ロース)として使用されます。
  6. ヒレ:
    牛の背中部分にあるサーロインの内側にある最も柔らかい部位です。
    牛肉の中でも占める割合は3%程度です。肉質がとても柔らかく旨味も十分で、ステーキの他焼肉店で赤身焼肉(ロース)として使用されます。
  7. リブロース:
    牛の首から背中部分にかけてカタロースとサーロインの間にある部位です。
    霜降りになりやすいのが特徴で、肉質が柔らかく口溶けも良いため、ステーキ、ローストビーフ、すき焼きに最適です。
  8. スネ:
    コラーゲン豊富で煮込み料理に最適な部位です。
    ふくらはぎの部分の肉で色合いが濃い赤身で、肉質が硬めですが、じっくり煮ると濃厚で独特なコクや旨味が味わえます。

牛肉の部位も調べてみると、けっこう多いものですね。
普段から、牛肉に携わる仕事をしている私でも、この部位の多さにはおどろきです。

まとめ

食肉の部位について、説明させて頂きました。
これらの部位は、それぞれ異なる特徴を持っています。
料理の目的や好みに応じて選ぶことで、様々な美味しい料理が楽しめそうです。
色々な肉がありますが、「牛肉」は特に、おいしですよね。
「牛肉の部位」を知ることで、「牛肉」をさらに、おいしく食べることができるかもしれません。

この記事をかいた人

㈱NFFT Service メディア担当 川瀬

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